Thursday, April 4, 2019

コピルアックの歴史

コピ・ルアックは、なぜインドネシアで生まれたのか?




今ではコーヒーで有名なインドネシアですが、


元々インドネシアにコーヒーは存在しませんでした。


オランダ人が300年ほど前、コーヒー豆を持ち込んだところから


栽培が始まりました。

オランダの植民地時代、コーヒープランテーションで
地元農民たちは、輸出用のコーヒー栽培に従事させられるだけで、
自分達が飲むことは禁止されていたそうです。



地元農民はそんな厳しい状況の中、
手の届かないコーヒーというものを


なんとか飲んでみたいという思いから、
仕方なく森でジャコウネコの糞に残っていた未消化の豆


を拾い集めて、キレイに洗って飲んでみた、


これがルアックコーヒーの起源だそうです。


植民地支配の時代、搾取されることがなかったならば、
最高級品といわれるコピ・ルアックは発見されなかったでしょう。


これからコピ・ルアックを飲む機会が何度かあると思います。
そのたびに、この起源(大変な植民地支配の時代があったこと)


を思い浮かべながら、まずは洗うところから始まる製法も脳裏をよぎりつつ、
ちょっと複雑な気分で、ルアックコーヒーを頂くことになりそうです

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